仮面うつ病ってどんな病気?
- うつ病でありながら通常の精神症状よりも、身体症状が前面に出てくる症状で、精神症状がマスク(仮面)されていると言う意味で「仮面うつ病」と呼びます。
性格的には仕事や学業に熱心で、真面目な責任感のある人がなりやすい傾向にあるようです。
仮面うつ病の症状は?
- 出てくる身体的症状
寝つきが悪い、朝早く眼が覚める、眠りが浅い、食欲がない、性欲がない、体がだるい、腹痛、下痢、便秘、頭痛、しびれ、めまい、動悸、発汗、口渇、息苦しい、 胸の圧迫感、発熱、味覚障害、肩こり、眼の疲れ、頻尿、体重の減少、生理不順、勃起不全など多岐にわたります。
仮面うつ病の治療は?
- 患者様は身体的症状を強く訴えるため、内科をはじめ様々な専門の医師にかかります。
しかし原因がわからず、自律神経失調症と診断されて、治療が長引きかえって症状が悪化してしまうことがあります。
うつだと言うことを知らずに、症状を紛らわそうと、アルコール、薬物、種種の依存症、仕事の放棄などの行動に現れます。
また子供の場合、身体症状を訴えて学校を休みがちの場合にも仮面うつが考えられます。
さらにイライラ感、抑うつ感を紛らわそうとして非行などの問題行動を起こすことがあります。
原因は心の中にある病気ですので、うつ病と同様の診断とチェックが必要です。
専門医を受診してうつ病の治療を受けましょう。